生田絵梨花演じるアフリカ育ちで初めて学校に通う女の子が
スクールカースト上位のプラスティックスに変身！
ブロードウェイミュージカル「MEAN GIRLS」で
主人公ケイディ・ヘロン役を演じる生田絵梨花さんが
大阪で行われた取材会見に出席。
本作は、2004年にアメリカで制作された映画『MEAN GIRLS』。リアルな女の子の学園生活がティーンに刺さり、大ヒットを記録。2018年にブロードウェイで開幕した本作はキャストの大半が若く、パワフルで勢いのあるカンパニーとして注目され、同年のトニー賞では作品賞、主演女優賞、脚本賞など、最多の12部門でノミネートされた人気作品が日本初上陸。
本作への出演オファーを受けた時のお気持ちは？
生田：数年前に、トニー賞受賞式の中継に出させていただいた時に、ちょうどこの作品がノミネートされていて、“そのパフォーマンスを見ながらいつか自分もこういうガールズパワー満載の作品に出てみたいな“と思っていました。実際その後、ブロードウェイまで観に行ったりもしていたのでまさか、その作品が、ドンピシャに自分来ると思っていなかったのですごく嬉しかったです。
アフリカで生まれ育った16歳の女の子ケイディを演じられますが、どんなキャラクターですか？
生田：アフリカで16年間育ったって…なかなか想像が出来なかたっかので、どうやってやろうかって思ったんですが、大事なことが、何にも染まっていない女の子、人間の友だちがいなくて、自然界の中で伸び伸び生きていた子が、社会の中に突然放り込まれたらどうなるのか？ということの化学反応的なことが、この作品にとってすごく大事だなと思うので、まずは周りのキャラクターたちにどう影響されていくかということを、一番大事に思いながら今は稽古しています。
役作りついての現時点での構想を教えて下さい。
生田：まずは、アフリカってどんな暮らしをしているのかが気になって、動画を検索して見てみました（笑）。でもそれだけではわからなかったのが正直なところでして…。アフリカを表現するのがなかなか難しいなと思ったんですけど、ケイディが初めて歌うソロ曲が、ちょっと似非ライオンキングっぽいシーンになっているので、そこでの動物たちとの交流での間で、野生で育ってきた感や伸びやかさが表現できればいいなと思っています。
ミュージカルの見どころは？
生田：この作品に出てくるキャラクター達が、個性が強すぎるほど強くって…。アメリカのスクールカーストのお話なので、そのトップに君臨している子もいれば、序列から外れている子、中間に属している子もいたりと、どのグループも魅力的なカラーがあるので、それがお客さんにエネルギーとして伝わったらいいなと思っているのと、ケイディはどこにも属していないところからそこに放り込まれるので、ケイディがどうやってその中をサバイバルしていくかを面白く見てもらえればいいなと思います。
本作は、学校生活を送る中で、大切なものは何かと学んでいく物語ですが、こんなところにも注目してほしいなどはありますか？
生田：舞台の演出で、SNSでの書き込みなどの表現が出てきます。今の時代って、見ず知らずの人から「言葉」を言われて傷ついている人もいらっしゃると思うし、社会の中でも、学校生活の中でも、自分の居場所ってどこなんだろうと悩んでいる人も多いんじゃないかなと…。この作品はすごくポップに、でも自分らしく他者と関わりあいながら生きていくってどういうことなんだろう？と問いながら進んでいくお話なので、見てくれた人が、モヤモヤしている気持ちや、ドロドロしている気持ちが、スッキリ見たあと爽快に晴れるような作品になれればいいなと思っています。
稽古場の雰囲気は？
生田：そうですね。同世代の子が多いので、稽古ではグループとかを超えて、みんな仲良く切磋琢磨しながら稽古しています。作中にある“水曜日はPINKの日”だというルールにのっとって、稽古場ではみんな水曜日はピンクの服を来ています。ピンクの服が増えました。すごい楽しい稽古場です。
大阪公演に向けて意気込みをお願いします。
生田：本当にポップな、音楽も楽しい作品になっているので、難しいことは考えずに楽しみに来て欲しいです。女子だけでなく、男子の皆様にも楽しんでいただけるように、精いっぱいエネルギーを放出して頑張りたいと思います。
あなたもプラスティックス!?
ぜひピンクのものを身に着けて劇場へ！
～STORY～
動物学者の両親を持ち、アフリカ育ちのケイディ・ヘロン（生田絵梨花）は16歳になって初めてアメリカに引っ越すことになる。これまで自宅学習で学校に通ったことがなかったケイディは初めての学校生活に緊張気味に登校する。なかなかみんなに馴染めず、浮いているケイディに話しかけたのはアートフリークの女子のジャニス（田村芽実）とゲイボーイのダミアン（内藤大希）というはみ出しものの二人組。二人から校内の派閥について教えられ、特に気をつけるべきは「プラスティックス（Plastics）」というレジーナ・ジョージ（石田ニコル）、カレン（松田るか）、グレッチェン（松原凜子）の校内アイドル三人組であると告げられる。
そんなある時、ひょんなことからプラスティックスのトップで学園の女王様・レジーナに仲間にいれてあげてもいいと言われるケイディ。戸惑いながらもジャニスに報告をすると、仲間になったふりをしてレジーナの弱みを握ってきてほしいとケイディに言う。二人には過去の因縁があったのだ。
一方、ケイディは得意な数学の授業で知り合ったアーロン（小野塚勇人）に一目惚れをする。それを知ったレジーナに、アーロンとの仲を取りもつと言われ、プラスティックスに入ることを決めるケイディだが、次第にグループに染まっていき・・・
『ブロードウェイミュージカル『MEAN GIRLS』
【大阪公演情報】2023年2月23日(木祝)～2月27日(月) 森ノ宮ピロティホール
【演出】上演台本・訳詞：小林香
【出演】生田絵梨花 田村芽実 石田ニコル 内藤大希 松原凜子 松田るか
小野塚勇人（劇団EXILE） 中谷優心 ／ 黒須洋嗣 ／ 壮一帆
伊藤かの子 工藤彩 黒田陸 篠本りの シュート・チェン
鈴木満梨奈 鈴木里菜 中嶋紗希 増山航平 松村桜李 村上貴亮 山﨑感音
【脚本】ティナ・フェイ
【音楽】ジェフ・リッチモンド
【作詞】ネル・ベンジャミン
【演出】上演台本・訳詞：小林香
【企画・製作】アミューズ
【大阪公演主催】読売テレビ／FM802／キョードーグループ
【お問合せ】キョードーインフォメーション TEL：0570-200-888（11：00～18：00日・祝休）
