2022年劇団☆新感線42周年興行・秋公演
SHINKANSEN☆RX『薔薇とサムライ2−海賊女王の帰還−』
古田新太×天海祐希の大ヒット舞台『薔薇とサムライ』が12年ぶりに堂々復活!
4年ぶりの“音モノ”Rシリーズ!生バンドの演奏で心も体も震わせろ!
“世代交代”をテーマのひとつに、若手からベテランまで豪華キャストが結集!!
アンヌと五右衛門の物語は新たな大海原へ出航!
『薔薇とサムライ2−海賊女王の帰還−』の記者会見が大阪で行われ
古田新太さん、天海祐希さん、神尾楓珠さんが出席。
会見の様子をレポート!
12年振りの『薔薇とサムライ』の復活となりますが意気込みをお聞かせ下さい。
古田:もう飽きてるんですよ(笑)。石川五右衛門を演5回目もやってるんで。役が決まっているキャラクターでスーパーマンだから絶対死なないし負けないし、どう頑張っても勝つから…。さてさて、何を楽しもうかなとっていう感じです。12年ぶりに天海さんとコンビの役をするのでそこは楽しいのと、楓珠とか今回は若い衆と共演できることが楽しみかな。
4年ぶりとなる劇団☆新感線への出演となりますが、お話を聞いた時の感想は?
天海: 4年ぶりの新感線ということで、オリンピックイヤーと同じだなと思いつつ新感線イヤーが今年もやってきたなという思いでいっぱいです。本当はちょっと毛色の違うものをやらせていただきたいなとお話をしていたのですが、世の中がこういう状況になりまして、皆さんやっぱり鬱々と発散するとこもなく、不安と隣り合わせの日々を過ごしているこんな状況で今の新感線に出来るのは、みんなが、ぱっと明るくスカッとした気持ちで帰っていただける作品ではないですか?と新感線の社長さんに言われまして、そこで薔薇サムですよ姉さんと、口説かれたら……そりゃもう嫌です!とは言えないですよ…(笑)。まさしくその通りだなと思いましたし、その作品として、薔薇とサムライを選んでいただけて、すごく幸せなことなので、是非是非やらしてくださいとお答えしました。今、お稽古をしていてやっぱり薔薇とサムライ2で間違いないと日々思っています。
劇団☆新感線初挑戦、舞台へは2回目の出演になりますがお話を聞いたときはどのようなお気持ちでしたか?
神尾:僕自身、まず舞台を1回しかやったことがなく、普段は映像のお仕事が多いので、舞台の中の最高峰である新感線からお声をかけていただけるなんて…。まさかご縁があると思っていなかったので驚きつつ、最初はとにかく不安でした。でも、せっかくお誘いいただいたからには、古田さん天海さんの背中をみていろいろ学びたいと思う気持ちでいっぱいです。
神尾楓珠さんの印象は?
古田:まだ、稽古で絡んでないんですよ…。今のところ劇団員と天海さんとしか絡んでいないので非常につまらない(笑)。天海さんは、信用してる大ファンの女優さんなので、一緒にやっていてすごく楽しいです。これから稽古で若い衆と絡むのが楽しみ。
古田さんと久しぶりの共演になりますが稽古での印象は?
天海:古田さんがいてくれるだけで勝ったも同然なんですよ私の中では。何がおこってもチャラにしてくれる存在なので、気負わず伸び伸びと4年ぶりの新感線を楽しませていただきたい。あと、生バンドが入る“音モノ”Rシリーズ作品ですので本当に楽しく稽古させていただいています。
作品の見どころを教えてください。
古田:ザックリというと天海さん演じる海賊女王・アンヌが若い世代に大きな役目を譲ろうとする世代交代を軸にしたお話で、みんな頑張っていきましょう~(笑)って言うそんな話です。
天海:世代交代が軸になっているお話なので、世代交代しろと暗に言われているのかな。と私は受け止めているので新感線最後かもしれません(笑)。是非、大阪の方にも足を運んでいただければと思っております。世代交代させられる楓珠くんはいかがですか?
神尾:荷が重いですが…。
今回の脚本の中では、僕だったりニコルちゃんだったり、そこの衝突や食い違いみたいなことが話の中で出てくるので、僕らもおんぶに抱っこではなく、頑張らなくてはいけないなと思っていいます。
大阪公演に向けてメッセージをお願い致します。
古田:コロナ禍を受けて大変ですが、私は大阪では遊ぶ気満々なんで、そのためにも感染者数を減らして「飲み屋に気軽に行けるような世の中にしていきましょう」。そのためにも我々も感染対策徹底し稽古して作品を持ってくるのでぜひ、皆様お越し下さい。
天海:みなさん表現まろやかにしてくださいよ~とフォロー(笑)。でもみんな同じ気持ちだと思うんですよ。こういう状況だからこそ、楽しいものを体験したいと思う気持ちは一緒なので、それぞれができる対策をして、万全に準備をして私たちも大阪公演に臨みますので劇場に足を運んでいただければ素敵な時間を過ごしていただけると思います。12年振りにアンヌと五右衛門が劇場に戻ってきますので、是非劇場に足を運んでいただければ嬉しいです。
神尾:まずは、無事に大阪で公演できることを願いつつ、作品自体すごくパワーがあって最後はスカッとしますし、確実にエネルギーがもらえる作品なので、是非観にきていただいてエネルギーを受け取っていただければ嬉しいです。
《ものがたり 》
17世紀初め。
女海賊アンヌ・デ・アルワイダ(天海祐希)が天下の大泥棒石川五右衛門(古田新太)の協力を得てコルドニア王国の混乱を収め、国王となってから10数年が過ぎようとしていた。
南の島、デルソル島。
科学者ケッペル・レンテス(粟根まこと)がとある研究に勤しんでいると、島を欧州の兵が襲撃。島民を奴隷として捕まえていく。が、そこに現れた五右衛門のおかげで兵士達を撃退する。彼らがコルドニア王国の兵士だと気づく五右衛門。平和主義だったアンヌがなぜ? 訝しんだ五右衛門は彼女の真意を確かめるため、ケッペルと共にコルドニアに向かう。
その頃、コルドニアには新たな危機が訪れようとしていた。
周辺諸国の征圧を狙うソルバニアノッソ王国の女王マリア・グランデ(高田聖子)が、隣国ボスコーニュ公国を併合しようとしていた。その調印式に招待されたアンヌは、才覚を見込んで供にしているイクシタニア王国の王女ロザリオ・イクシタニア(石田二コル)とともに、ソルバニアノッソの宮殿に赴く。調印式の祝賀会には、ボスコーニュ公国の国王シャルル一世の弟、ラウル・ド・ボスコーニュ(神尾楓珠)がいた。シャルル一世が海難事故で生死不明の今、彼がボスコーニュの代表だった。将軍の寝返りにあい、国民を守るためには不利な条件の併合を受け入れるしかなかったのだ。その席で、自分に従うようアンヌを脅すマリア。彼女の狙いはイクシタニアとコルドニアだ。だがアンヌは、コルドニアとその友人たちの自由が脅かされれば立ち向かうと宣言する。
アンヌと行き違いにコルドニアに着いた五右衛門は、そこでボルマン・ロードス宰相(生瀬勝久)と出会う。今でこそ一国の宰相となっているボルマンだったが、かつては五右衛門と同業だった。たぐいまれなる料理の腕で貴族に取り入り油断させ、その家の宝を根こそぎ奪う。“舌の魔術師”と呼ばれる泥棒だったのだ。ボルマンの野望に気づく五右衛門だったが、彼の策にはまり、身動きを封じられてしまう。
外にマリア、内にボルマン。二つの脅威に挟まれるアンヌと五右衛門。親友エリザベッタ(森奈みはる)とその息子ベルナルド(西垣匠)やマリアの息子マクシミリアン・ド・ラブズブール(早乙女友貴)も巻き込み、事態は風雲急を告げる。
そしてコルドニアに魔の手が迫る中、アンヌにも予想外の事態が!
果たしてアンヌは己の誇りにかけて、国と民を護れるか――!?
2022年劇団☆新感線42周年興行・秋公演
SHINKANSEN☆RX『薔薇とサムライ2−海賊女王の帰還−』
■作:中島かずき
■演出:いのうえひでのり
■音楽 岡崎 司
■振付・ステージング 川崎悦子
■出演: 古田新太 天海祐希 / 石田ニコル 神尾楓珠 /
高田聖子 粟根まこと 森奈みはる 早乙女友貴 西垣 匠 / 生瀬勝久
【Musicians】岡崎 司(Guitars) 松﨑雄一(Keyboards) 髙井 寿(Guitars) 大桃俊樹(Bass) 松田 翔(Drums)
■企画:製作 ヴィレッヂ 劇団☆新感線
【大阪公演情報】
日時:2022年10月5日(水)~20日(木)
会場:フェスティバルホール
料金 :S 席 15,800 円 A 席 12,500 円 ヤングチケット 2,200 円
チケット発売日:2022年9月18日(日) AM10:00
主催:ABC テレビ/サンライズプロモーション大阪
協力:ABC ラジオ
後援:FM802 FM COCOLO
お問い合わせ:キョードーインフォメーション 0570- 200-888(11:00~16:00/日・祝日は休業)