21年ぶりに復活！
三谷幸喜作、幻のホラー・コメディ
『VAMP SHOW ヴァンプショウ』が開幕
パルコ・プロデュース2022『VAMP SHOW ヴァンプショウ』
『VAMP SHOW ヴァンプショウ』の記者会見が大阪で行われ
平埜生成さん、戸塚純貴さんが出席。
写真（左）平埜生成 ／（右）戸塚純貴
1992年に初上演、2001年に再上演、そして21年の時を経て復活した伝説の舞台、
三谷幸喜による異色のホラー・コメディ『VAMP SHOW ヴァンプショウ』。
2001年版で出演していた河原雅彦が演出のバトンを受け継いだ本作。
キャストには、岡山天音をはじめ、平埜生成、戸塚純貴、塩野瑛久、尾上寛之といった
若手演技派俳優たちが集結していることでも話題の舞台が、いよいよ9月10日（土）から大阪で開幕。
チケットは、制作開放席や見切れ席まで販売展開するなど、ほぼ完売状態。
好評を受けて9月11日（日）13時からの大阪千秋楽公演のライブ配信が決定。
東京・名古屋公演を終えて、演じてきた役柄の感想は？
平埜：今まで稽古場で創り上げてきた作品を、劇場でお客さんに披露した時のリアクションがすごくうれしくて、コロナ禍で笑うことが難しい環境の中、お客様が笑ってくれるという喜びとか、最後の拍手・カーテンコールにつながってくるのかなと思って、そういう嬉しさをかみしめながら大阪にやってきました。
戸塚：ホラーコメディというジャンルではあるのですが、僕の役は、かなりコメディ部分を担っていて、過去では古田新太さん、再演では橋本じゅんさんが演じられてるので僕の中では、とても大きな壁が立ちはだかっているなと思っていたんですが、みんなで作って、本番始まってからはお客さんの笑ってる声をきいて、お客さんと一緒に作ってる感じです。
台本を読まれた感想と魅力は？
戸塚：この作品は30年前にかかれていて、僕が今みても新しいとう印象を持ちました。東京公演を観劇いただいた三谷さんから「申し訳ない。30年前に好きな人たちだけで遊びで作った台本だから、みなさんがこんなにしっかりとやってくれているとは…」と感動されており、それがとても印象的でした。そういう遊び心というか当時の勢いというのが詰まっていて、古き良きエネルギー、演劇らしさを感じる作品だなと思いました。
平埜：すごく笑えて面白いんですが、それだけじゃなくてかホラー要素もつまっていて、お化け屋敷みたいな恐さというよりも、ゾクゾクするような展開で物語が進んでいくという印象です。三谷さんの作品の魅力は、極限状態に追い込まれた人たちが、どうやって会話がすれちがっていくかのか、追い込まれた時の突飛な行動とか、いい人が悪い選択をしてしまうとか、そういう人間の面白さが詰まっていて、ヴァンプショウも、5人の吸血鬼の関係が少しずつ歪んでいって、三谷さんらしいなと感じてます。
ライブ配信が急遽配信が決定しましたが、意気込みとメッセージをお願いします。
平埜：大阪公演のチケットがほぼ完売ということでありがたいです。やっぱりコメディってお客さんありきの劇だと思っています。舞台上から見える景色が直接、俳優に影響すると思っているので、エネルギーは過去最高のものになるはずです。劇場も大きいですし、それに合わせてどんどんテンションが乗ってまた新しい『ヴァンプショウ』になるんじゃないかなと思っていますので頑張ります。
戸塚：観てくださるお客様に楽しんでいただけることだけを考えて、みんなで命を懸けて舞台を作ってきました。舞台上で死んでやるぞ! というくらいの気持ちで『ヴァンプショウ』お届けしますので、皆さまにはたくさん笑って、泣いてほしいなと思います。
おまけ
大阪で吉本新喜劇をみたいという戸塚さんに、記者が、吉本新喜劇ゼネラルマネジャー間寛平のギャク「血ぃ吸うたろか」を知っているかを質問すると「知ってますよ」とにっこり。笑いの聖地・大阪でとっておきの“アドリブ”が飛び出すかも。
《ものがたり 》
ヴァンプショウ』。うっそうとした森に囲まれた山間の寂れた駅で、5人の青年と1人の女性が出会うことから始まる物語。明るく楽しい旅行者の青年たちが実は吸血鬼で…というスト
ーリー。
パルコ・プロデュース2022『VAMP SHOW ヴァンプショウ』』
■作：三谷幸喜
■演出：河原雅彦
■出演： 岡山天音 平埜生成 戸塚純貴 塩野瑛久 尾上寛之 久保田紗友 菅原永二
【大阪公演情報】
日時：2022年9月10日（土）・11日（日）
会場： 森ノ宮ピロティホール
主催：関西テレビ放送／サンライズプロモーション大阪
企画・制作：株式会社パルコ
【配信日時】9月11日（日）13：00～ ※アーカイブ（見逃し）配信は9月17日(土）23：59まで
【販売期間】9月17日(土）21：00まで
