梅田芸術劇場×英国メニエールチョコレートファクトリー劇場

共同制作第1弾

巨星スティーヴン・ソンドハイムの名作ミュージカル

近代日本の夜明けを描いた

ソンドハイムの意欲作に豪華キャストが集結!

ミュージカル『太平洋序曲』

俳優・山本耕史さんが大阪市内で、ミュージカル「太平洋序曲」のPR会見に出席。

会見レポート!

Q.オファーを受けた時のお気持ちと、宮本亜門さん版の舞台は見られましたか?

山本:はい。見てないです(笑)。でも、資料的なもので断片的には見せてもらいました。そういう世界観でやったんだなぁと想像していたんですが、実際、稽古に入ってみたら、全然作り方も、衣装、装置、セット、雰囲気全てにおいてがらっと変わっている印象なので、そういった意味でも前の資料を見なくてもいいかぁと。まったく別ものになっている感じです。オファーを受けた想いなんですが、僕が21歳の時に『RENT』という作品に出演しています。この『RENT』という作品が、僕の方向性を定めさせられたというか…。 『RENT』を手がけたジョナサン・ラーソンの自伝『チック、チック、ブーン』で3回ジョナサンを演じており、ジョナサンが師と仰ぐ人が、本作の作詞・作曲を手がけたのがソンドハイムなんです。そう言う思いもあり、ソンドハイムに対して特別な思いがあり、それも『太平洋序曲』は日本側の作品を、欧米側から書いた逆輸入の作品。これはいい巡り合わせなんだなぁと思い引き受けさせていただきました。

Q.歌稽古が始まったばかりとのことですが、歌ってみていかがですか?

最初に聞いた時、何が何だか分からなかったんです。セオリーじゃない音楽で、メロディーラインも難しい。かなり頭を使わないと歌いこなせないだろうなと思ったのが最初に聞いた時の感想で…。あまりにも難しいから、家で声に出して練習していたら、しばらくすると子どもが歌っているんですよ。すごい難しい曲なのに、子どもってインパクトがあるところしか覚えないじゃないですか!やっぱり耳に残るメロディなんだって痛感させられました。楽曲のイメージは、間口は狭いけど、奥が広く自由な感じ。わかれば自由になるんだろうなと、明るい予感を感じ始めたところです。

Q.海外の視点から日本を描いた物語となっていますが、山本さんはどのように感じていますか?

山本:日本人が書いたらこうはならないだろうなという面白さがありますよね。今回、日本人が日本のカンパニーでやる。演出家は海外の方。前回は、海外に寄せた作りに僕は見えたんですよね。今回は、より日本のリアルがもっと盛り込めるじゃないかなぁと思っていて、向こうの方が知らないことを、僕らがより盛り込んでいくというか、教える?じゃないですが…。そうゆうふうに作ったら面白いんじゃないかなぁと思っています。

Q.これまでにも沢山大阪での舞台を経験されていらっしゃいますが、関西のお客さんの反応はいかがですか?

山本:よく‟関西のお客さまは厳しい”という言葉を聞きますが、僕はむしろ、楽しんで見ていただいているイメージで、どちらかというと、東京のお客さまの方がシビアに見ている感があります。今作も東京公演の後に大阪公演なので、より精度の高い舞台をお見せできるし、楽しんでいただけるのではないかなと。関西のお客さまは優しいイメージしかありません。

Q.最後に皆さまに一言お願いします

山本:『太平洋序曲』は1976年に初演!僕と同い年です。そこにも縁を感じます。良い作品は、いつの時代にも必要なテーマだからこそ、100年経っても上演され続けているんですよね。‟得体の知れないもの”が突如現われ、日本中を感染させていく。そして日本人がどのようにして立ち向かったのか?という部分では、コロナ禍の今とも重なる部分があるのだと思います。そんな今だからこそ、伝えられるもの、感じるものがあるはず。エンターテイメントとして、素晴らしい作品になると思うので、心が疲れたなと感じている人は、『太平洋序曲』で鎖国した心を開国してください。

STORY

時は江戸時代末期。海に浮かぶ島国ニッポン。

黒船に乗ったペリーがアメリカから来航。鎖国政策を敷く幕府は慌て、浦賀奉行所の下級武士、香山弥左衛門(海宝直人・廣瀬友祐)と、鎖国破りの罪で捕えられたジョン万次郎(ウエンツ瑛士・立石俊樹)を派遣し、上陸を阻止すべく交渉を始める。一度は危機を乗り切るものの、続いて諸外国の提監が列を成して開国を迫りくる。

目まぐるしく動く時代。狂言回し(山本耕史・松下優也)が見つめる中、日本は開国へと否応なく舵を切るのだった。

【公演名称】ミュージカル『太平洋序曲』

【作詞・作曲】スティーヴン・ソンドハイム

【脚本】ジョン・ワイドマン

【演出】マシュー・ホワイト

【狂言回し】山本耕史・松下優也(Wキャスト)

【香山弥左衛門】海宝直人・廣瀬友祐(Wキャスト)

【ジョン万次郎】ウエンツ瑛士・立石俊樹(Wキャスト)ほか

【公式サイト】https://www.umegei.com/pacific-overtures/

【大阪公演情報】

日時:2023年4月8日(土)~ 4月16日(日)

会場:梅田芸術劇場メインホール

料金 :S席 13,500 円 /A席 9,500円/B席 5,500円(全席指定・税込)

企画・制作:梅田芸術劇場

主催:梅田芸術劇場/ABCテレビ

お問い合わせ:梅田芸術劇場 06-6377-3800(10:00~18:00)

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きらり部の投稿

Writer:きらり部 編集部

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